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ぬけ穴の首
西鶴の諸国ばなし
財産あらそいをめぐる悲喜劇,夜の芝居小屋を舞台にした怪談など,笑いと悲哀のまざりあった世のなかを,鋭い観察眼で描き出す七編.
『好色一代男』『世間胸算用』などで知られる江戸時代の作家,井原西鶴の作品を翻案した短編集.財産あらそいをめぐる悲喜劇「牛と刀」,夜の芝居小屋を舞台にした怪談「真夜中の舞台」,金もうけに取りつかれた男の運命「わるだくみ」など,笑いと悲哀のまざりあった世のなかの姿を,鋭い観察眼と豊かな空想力で描き出す七編.
牛と刀
狐の四天王
真夜中の舞台
ぬけ穴の首
お猿の自害
帰って来た男のはなし
わるだくみ
あとがき
古典の「おもしろみ」………町田 康
狐の四天王
真夜中の舞台
ぬけ穴の首
お猿の自害
帰って来た男のはなし
わるだくみ
あとがき
古典の「おもしろみ」………町田 康
廣末 保(1919‐1993)
高知県生まれ.東京大学国文科卒.法政大学教授をつとめ,松尾芭蕉,井原西鶴,近松門左衛門,鶴屋南北など近世文学を研究.著書に『芭蕉と西鶴』『悪場所の発想』『四谷怪談』などがある.
高知県生まれ.東京大学国文科卒.法政大学教授をつとめ,松尾芭蕉,井原西鶴,近松門左衛門,鶴屋南北など近世文学を研究.著書に『芭蕉と西鶴』『悪場所の発想』『四谷怪談』などがある.