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岩波ブックレット

命に国境はない

紛争地イラクで考える戦争と平和

イラクで人道支援活動を続ける著者が戦争のリアルな実態を伝え,「平和憲法」を本当に活かす道を問う.

命に国境はない
著者 高遠 菜穂子
通し番号 1002
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット > 社会
シリーズ 岩波ブックレット
刊行日 2019/06/05
ISBN 9784002710020
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 88頁
在庫 在庫あり

「平和憲法」を掲げながらも,軍事化が進行し,戦争に加担する国へと変貌しつつある日本.それでも,国際社会で起きている戦争は他人事でよいのだろうか.イラク戦争以後,暴力の連鎖が続く現地で人道支援活動を続ける著者が,自らの体験をもとに,戦争のリアルな実態を伝え,平和をどう築くかを問う.護憲の,さらにその先へ.

第1章 暴力の連鎖がイラクに残したもの
第2章 私がイラク支援を続ける理由
第3章 イラクから見る日本
終 章 イラク戦争を知らない世代の皆さんへ
高遠菜穂子(たかとお なほこ)
フリーランスエイドワーカー.1970年,北海道生まれ.大学卒業後,会社員を経て地元で飲食店経営に携わる.2000年にインドの「マザーテレサの家」で,01年からタイ,カンボジアのエイズホスピスでボランティア活動に専念.03年5月からイラクでの活動を開始.主に病院や避難民への緊急支援,医療支援などを行う.04年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力により拘束.解放後,日本国内で「自己責任」バッシングを受ける.現在もイラク人道・医療支援活動を継続中.「イホネット=イラクホープネットワーク」呼びかけ人,「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」呼びかけ人,「九条の会」世話人.著書に『破壊と希望のイラク』(金曜日),『戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない』(講談社)など.

書評情報

ふぇみん 第3235号(2019年10月25日)
ジャーナリスト 2019年10月25日号

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