アパレル興亡

アパレル業界・百貨店から映しだされる、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。

アパレル興亡
著者 黒木 亮
ジャンル 書籍 > 単行本 > 文学・文学論
刊行日 2020/02/18
ISBN 9784000613903
Cコード 0093
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 492頁
定価 2,090円
在庫 在庫あり

経済小説の旗手が、大手婦人服メーカーを舞台に、焼け野原からのアパレル産業の復興、「ガチャマン」景気、百貨店の隆盛と高度経済成長、バブルの熱気、カテゴリーキラー台頭による平成の主役交代、会社とは何かを社会に問うた村上ファンドとの攻防、社長の死と競合他社による経営乗っ取りまでを描く。
85年間にわたるアパレル業界の変遷というプリズムを通して展開する、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。

■編集部からのメッセージ
アパレル産業の栄枯盛衰を辿ることは、日本の経済の移り変わりの一断面を鮮やかに切り取ることになります。ドラマティックなフィクションでありながら、日本経済の今を、そして未来を考える際の必読書となることでしょう。

プロローグ

第一章 笛吹川
第二章 つぶし屋と三越
第三章 百貨店黄金時代
第四章 株式上場
第五章 社長交代
第六章 ジャパン・アズ・ナンバーワン
第七章 カテゴリーキラー台頭
第八章 ヒルズ族の来襲
第九章 中国市場開拓
第十章 兵つわものどもが夢の跡

エピローグ

 主要参考文献
 アパレル用語集

装丁=森 裕昌
黒木 亮(くろき りょう)
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務。2000年に国際協調融資の主幹事を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『排出権商人』『鉄のあけぼの』『法服の王国』『ザ・原発所長』『国家とハイエナ』『島のエアライン』などがある。大学時代は箱根駅伝に2回出場し、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は『冬の喝采』にノンフィクションで綴られている。1988年より英国在住。

書評情報

公明新聞 2020年5月18日 (評者:堺 憲一さん)
週刊現代 2020年4月11日号
山梨日日新聞 2020年4月5日
北海道新聞(朝刊) 2020年4月5日 (評者:岡崎 武志さん)
週刊エコノミスト 2020年4月7日号
産経新聞(朝刊) 2020年3月28日
J-CAST〈BOOKウォッチ〉 2020年3月10日
繊研新聞 2020年2月25日
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