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あいまいな会話はなぜ成立するのか

会話の不思議をめぐり、哲学・言語学・心理学の代表的理論から現代の脳科学に基づく成果まで紹介する。

あいまいな会話はなぜ成立するのか
著者 時本 真吾
通し番号 295
ジャンル 書籍 > 自然科学書 > 岩波科学ライブラリー
書籍 > 岩波科学ライブラリー > 人間・心理
刊行日 2020/06/12
ISBN 9784000296953
Cコード 0380
体裁 B6 ・ 並製 ・ カバー ・ 126頁
在庫 在庫あり
日常会話は遠回しな表現でみちているにもかかわらず、聞き手は話し手の意図を直ちに理解する。なぜ言葉になっていない意図を推測できるのか? なぜ推測はほどほどでおさまるのか? なぜ遠回しな表現をするのか? 3つの不思議を念頭に、哲学・言語学・心理学の代表的理論から、現代の脳科学にもとづく成果まで紹介する。
第1章 言わないことが伝わる不思議
第2章 会話は助け合いである
第3章 人間は無駄が嫌い
第4章 体面が大事
第5章 うやむやにした方が得
第6章 謎はどこまで解かれたか

参考文献
時本真吾(ときもと しんご)
目白大学外国語学部教授。1995年獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程修了、2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(英語学・心理学)。鹿児島女子大学(現志學館大学)文学部助教授、目白大学人文学部助教授などをへて、2008年より現職。専門は理論言語学、実験心理学、神経科学。著書に『基礎心理学実験法ハンドブック』(朝倉書店、分担執筆)、『明解言語学辞典』(三省堂、分担執筆)などがある。
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