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サンドイッチクラブ

ダブル塾通の珠子は、ぼんやりむかえた夏休み、無心に砂像を作るヒカルと出会う。少女たちの成長物語。

サンドイッチクラブ
著者 長江 優子
ジャンル 書籍 > 児童書
対象年齢 > 小学5・6年から
刊行日 2020/06/25
ISBN 9784001160246
Cコード 8093
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 238頁
在庫 在庫あり
珠子はダブル塾通いをする小学6年生。ぼんやりむかえた夏休みに、無心に砂像を作るヒカルと出会う。強烈な個性をもち、成績もトップクラスのヒカルは「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という。家庭環境も性格も異なるふたりの少女が、たがいを受け入れ、まっすぐに世界と向きあっていく姿をさわやかに描く。


■著者からのメッセージ

 読者のみなさまへ
 わたしたちはとてもむずかしい時代を生きています。
 きっと、いつの時代も思うようにならないことばかりで、生きていくってむずかしいことなんだと思います。
 宿命、社会、自然災害・・・・・・。そういった大きなものの前では、人は波打ちぎわの砂の城のようにもろくて弱い。
 それでも、今よりも良い未来を信じてチャレンジする。
 サンドイッチクラブは〈挑戦の練習場〉です。
 あなたも秘密のクラブ活動に参加してみませんか。
長江優子
1 夏期講習と砂かけババア
2 チーターとライオン
3 夢と暗記パン
4 ペンギンとキメラ
5 動画と宣戦布告
6 ミニ砂像と秘密クラブ
7 シラベさんとマルタ島
8 特訓と空飛ぶペンギン
9 塾合宿と夢の国
10 クビと棄権
11 葉真(ようま)とヒカル
12 ミサイルとポンデケージョ
13 コウテイペンギンとキメラ二号
14 海と砂
長江優子(ながえ ゆうこ)
1971年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。テレビの構成作家として主にNHKEテレの子ども番組の制作に携わる。2006年『タイドプール』で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し同作品で作家デビュー。軽やかな文体で、小学高学年、中学生を主人公とした多彩な物語を発表しつづけている。作品に『ハンナの記憶 I may forgive you』『木曜日は曲がりくねった先にある』『ハングリーゴーストとぼくらの夏』『百年後、ぼくらはここにいないけど』(以上、講談社)、「NHK オトナへノベル」シリーズ(共著、金の星社)などがある。

書評情報

読売新聞 2020年9月7日

受賞情報

第68回産経児童出版文化賞〔フジテレビ賞〕
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