上方落語ノート 第四集

「考証断片・その四」「風流昔噺」などのほか、青蛙房版未収録分も併せて収める。全四集。解説・矢野誠一

上方落語ノート 第四集
著者 桂 米朝
通し番号 文芸322
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 文学・芸術
刊行日 2020/07/14
ISBN 9784006023225
Cコード 0176
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 318頁
定価 1,298円
在庫 在庫あり
上方落語をはじめ広く芸能・文化に関する論考・考証を収め、桂米朝の代表作として名高い『上方落語ノート』の四集を文庫化。「「算段の平兵衛」考」「ネタ裏おもて・その四」「考証断片・その四」「風流昔噺」「橋本鐡彦氏との対談」などのほか、青蛙房版刊行後の雑誌連載分も併せて収める。全四集。解説・矢野誠一


中国産の落語
一枚の切符
「算段の平兵衛」考
「狸の化寺」の解説
森幸児師のこと

ネタ裏おもて・その四
 ぶらりしゃらり/「長名」の原典/「三年酒」の原典/やえん後家/「うちがえ」という意味/雅興春の行衛

考証断片・その四
 「風の神送り」補足/親は無いか/ちょっとした訂正/てんのじ村/火吹きダルマ/瓢簞看板灸点

ざつろく
 八代目柳枝/竹川森太郎/巴家寅子/演題ちがい/西洋床

風流昔噺
 『風流昔噺』解題/風流と昔噺という言葉/松光という名前

橋本鐵彦氏との対談
 吉本入りのきっかけ/吉本の芸人たち

補 遺
 落語と若柳流/吉慶堂李彩/立花家扇遊/珍品の富札/ざつろく/ホニホロ/金子光晴

解説 米朝さんとの五十二年……………矢野誠一
桂 米朝(Beicho Katsura)
1925–2015。落語家。重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化勲章受章。作家・正岡容に師事し、その勧めで四代目桂米團治に入門、三代目桂米朝を名のる。六代目笑福亭松鶴らとともに、戦後上方落語の復興に尽力した。上方芸能研究・評論でも定評がある。主な著書に『落語と私』(ポプラ社、のち文春文庫)、『上方落語ノート』全四集(青蛙房、のち岩波現代文庫)、『桂米朝集成』全四巻、『桂米朝座談』1・2、『桂米朝句集』(以上、岩波書店)、『米朝落語全集』(創元社)など多数。
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