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障害者とともに働く

「働く」って何だろう? 「障害のある人の労働」をテーマに誰もが笑顔で働ける社会のあり方を考えます。

障害者とともに働く
著者 藤井 克徳 , 星川 安之
通し番号 925
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 社会・倫理
刊行日 2020/10/20
ISBN 9784005009251
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 204頁
在庫 在庫あり
「働く」って何だろう? 「仕事」をするのは何のため? 「障害のある人の労働」をテーマに、障害者が働くさまざまな企業や事業所の事例を紹介します。テレワークの広がりやAIの導入など人々の働き方が大きく転換するなかで、誰もが笑顔で働ける社会のあり方を考えます。
まえがき

第1章 働くことは生きること
 1 人間はなぜ働くのか
 2 障害者にとっての労働
 3 労働をより深めるために
 4 あらためて障害とは
 5 障害者の就労実態

第2章 障害者の働く現場から
 1京丸園株式会社
 2 NTTクラルティ株式会社
 3 株式会社沖ワークウェル
 4 東京都障害者IT地域支援センター
 5 東京バス株式会社
 6 (福)きょうされん リサイクル洗びんセンター
 7 株式会社特殊衣料

第3章 希望する誰もが働くために
 1 くり返してはならないあやまち
 2 憲法が示す3つのキーワード
 3 障害者の労働分野をめぐる国際潮流
 4 日本の障害分野の潮流
 5 障害者の労働施策の近未来

第4章 「ともに働く」にむけて大切なこと
 1 4つの視点
 2 「知る」ための調査
 3 「わかる」ために、掘り下げる
 4 「伝える」ための会議
 5 「動く」

あとがき
藤井克徳(ふじい かつのり)
1949年生まれ。青森県立盲学校高等部専攻科卒業。1982年都立小平養護学校教諭退職。あさやけ作業所設置や共同作業所全国連絡会(現・きょうされん)結成に参加。現在、NPO法人日本障害者協議会代表、日本障害フォーラム副代表、きょうされん専務理事、公益財団法人日本精神衛生会理事、公益財団法人ヤマト福祉財団評議員、精神保健福祉士。著書に『わたしで最後にして――ナチスの障害者虐殺と優生思想』(合同出版)、『いのちを選ばないで――やまゆり園事件が問う優生思想と人権』(共編著、大月書店)など。

星川安之(ほしかわ やすゆき)
1957年生まれ。1980年自由学園最高学部卒業。トミー工業株式会社(現・株式会社タカラトミー)入社、99年共用品推進機構設立。現在、公益財団法人共用品推進機構専務理事。2002年より日本点字図書館評議員。2010年より日本規格協会評議員。著書に『アクセシブルデザインの発想――不便さから生まれる「便利製品」』(岩波ブックレット)、『共用品という思想――デザインの標準化をめざして』(共著、岩波書店)など。

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