シリーズ 古代史をひらく

文字とことば

文字文化の始まり

文字とことばの関係をめぐる新しい知見を、歴史学・日本語学など幅広い視点からわかりやすく解き明かす、文字文化研究の最前線。

文字とことば
著者 吉村 武彦 , 吉川 真司 , 川尻 秋生
ジャンル 書籍 > 単行本 > 日本歴史
シリーズ シリーズ 古代史をひらく
刊行日 2020/11/26
ISBN 9784000284998
Cコード 0321
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 294頁
定価 2,860円
在庫 在庫あり
漢字はいつどのように日本列島に伝わり、社会に広がったのか、ひらがなやカタカナはどのように誕生したのか。木簡など出土文字資料や金石文の研究が日本のみならず韓国や中国でも盛んになってきたことにより、文字とことばの関係をめぐる研究は新たな展開をみせつつある。歴史学・日本語学など幅広い視点からわかりやすく解き明かす、文字文化研究の最前線。
刊行にあたって

〈文字とことば〉への招待……………川尻秋生
文字の定着と古代の社会……………鐘江宏之
新たな文字文化の始まり……………川尻秋生
日本のことばと漢字との出会い……………犬飼 隆
159世界の文字・リテラシーの歴史と古代日本……………デイヴィッド・ルーリー

【座談会】 いま、解き明かされる〈文字とことば〉の世界……………川尻秋生、鐘江宏之、犬飼隆、デイヴィッド・ルーリー、吉村武

〈文字とことば〉関係略年表/主要万葉仮名一覧
【編集委員】

吉村武彦(よしむら・たけひこ)
1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史。著書に『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『聖徳太子』『女帝の古代日本』『蘇我氏の古代』『大化改新を考える』(以上、岩波新書)など。

吉川真司(よしかわ・しんじ)
1960年生。京都大学教授。日本古代史。著書に『律令官僚制の研究』(塙書房)、『聖武天皇と仏都平城京』(講談社)、『飛鳥の都』(岩波新書)など。

川尻秋生(かわじり・あきお)
1961年生。早稲田大学教授。日本古代史。著書に『古代東国史の基礎的研究』(塙書房)、『平安京遷都』(岩波新書)、『坂東の成立』(吉川弘文館)など。


【執筆者】

川尻秋生(かわじり・あきお)
本書責任編集。【編集委員】紹介参照。

鐘江宏之(かねがえ・ひろゆき)
1964年生。学習院大学教授。日本古代史。著書に『律令国家と万葉びと』(小学館)、『大伴家持』(山川出版社)など。

犬飼隆(いぬかい・たかし)
1948年生。日本語学。著書に『上代文字言語の研究』(笠間書院)、『儀式でうたうやまと歌』(塙書房)など。

デイヴィッド・ルーリー(David B. Lurie)
1971年生。コロンビア大学准教授。比較文学。著書に『世界の文字史と『万葉集』』(笠間書院)、Realms of Literacy :Early Japan and the History of Writing(Harvard University Asia Center)など。
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