ゼーノの意識 (上)

己を苛んだ感情を蘇らせながらも、精神分析医のごとく人生を淡々と語る。「意識の流れ」を精緻に描き出した代表作。

ゼーノの意識 (上)
著者 ズヴェーヴォ , 堤 康徳
通し番号 赤N706-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 赤(外国文学/ギリシア・ラテン)
刊行日 2021/01/15
ISBN 9784003770092
Cコード 0197
体裁 文庫 ・ 370頁
定価 1,067円
在庫 在庫あり
「お書きなさい。自分の姿が見えてきますよ」。医師の勧めで回想録を書き始めた主人公ゼーノ。嫉妬、虚栄心、背徳感、己を苛んだ感情をまざまざと蘇らせながらも、精神分析医のごとく自身の人生を淡々と語る。ジョイス『ユリシーズ』にもつらなる「意識の流れ」を精緻に描き出した、ズヴェーヴォ(1861-1928)の代表作。
1 はじめに
2 序 章
3 煙 草
4 父の死
5 私の結婚をめぐる物語
6 妻と愛人

上巻 訳者あとがき


【下巻目次】
6 妻と愛人(承前)
7 ある商事会社の物語
8 精神分析
下巻 訳者あとがき
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