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被爆者からあなたに

いま伝えたいこと

ふたたび被爆者をつくらないために――被害の実相を訴え続けてきた被爆者たちが次世代に伝えるメッセージ。

被爆者からあなたに
著者 日本原水爆被害者団体協議会
通し番号 1048
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット > 社会
刊行日 2021/07/06
ISBN 9784002710488
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 88頁
在庫 在庫あり
ふたたび被爆者をつくらないために――一九四五年八月の原爆投下によってこの世の地獄と化した広島と長崎。その苦難の中から立ち上がった被爆者たちは、原爆が心身にもたらす苦しみとたたかいながら、被害の実相を訴え、原爆投下の責任を問い続けてきた。核のない世界の実現を願い、次世代に伝えるメッセージ。
はじめに

Ⅰ 原爆は人間に何をもたらしたか
 1 人類史上初めての核兵器被害
 2 人間として死ぬことも、生きることも許さない――原爆の反人間性
 3 原爆は人間と共存できない――絶対悪の兵器

Ⅱ ふたたび被爆者をつくらないために――被団協運動のあゆみ
 1 被害者自らの立ち上がり――日本被団協の結成
 2 原爆被害者援護法の要求と原爆二法の成立
 3 一九七七年NGO国際シンポジウム――被爆者運動飛躍の契機
 4 「基本懇」の「受忍」論と「原爆被害者の基本要求」
 5 核兵器は廃絶するしかない――被団協独自の国際活動
 6 日本被団協と国連
 7 「受忍」できない原爆被害――「国家補償」を求めて
 8 ヒバクシャ国際署名――核兵器禁止条約への道

Ⅲ 核兵器も戦争もない世をめざして――核時代をのりこえる人間の生き方
 1 「被爆国」政府が核兵器禁止条約に署名しないのはなぜ?
 2 「被爆国」日本の政府の責任とわたしたち

おわりに
参考文献
《略年表》日本被団協のあゆみ
日本原水爆被害者団体協議会
1956年8月10日結成。広島・長崎原爆の被害者が47各都道府県につくった会が結集する団体協議会。原爆被害者(被爆者)の唯一の全国組織。

【執筆】
木戸季市(きど・すえいち)
1940年長崎市生まれ。5歳の時長崎原爆により被爆。1996年~2003年岐阜聖徳学園大学・短期大学に在職、現名誉教授。1991年岐阜県原爆被爆者の会結成・事務局長。2008年日本被団協事務局次長、2017年事務局長。

藤森俊希(ふじもり・としき)
1944年広島市生まれ。1歳の時広島原爆により被爆。東京で新聞記者、定年退職後長野に移住し2010年長野県原爆被害者の会会長。2012年日本被団協事務局次長。

濱住治郎(はますみ・じろう)
1946年広島市生まれ。母親の胎内で広島原爆により被爆。東京・稲城市役所で社会教育に携わる。2003年東京都原爆被害者団体協議会理事、現在副会長。2015年日本被団協事務局次長。

工藤雅子(くどう・まさこ)
1962年長野県下伊那郡(現飯田市)生まれ。1991年日本被団協に就職、機関紙「被団協」新聞編集等に携わり、現在事務室長。

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