丹下健三建築論集

「世界のTANGE」と呼ばれた不世出の建築家による重要論考を集成する。二巻構成のうちの建築論篇。

丹下健三建築論集
著者 丹下 健三 , 豊川 斎赫
通し番号 青585-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(音楽・美術)
刊行日 2021/07/15
ISBN 9784003358511
Cコード 0152
体裁 文庫 ・ 288頁
定価 924円
在庫 在庫あり
世界のTANGE──。国際的建築家として丹下健三の名を知らしめたのは、その作品のみならず、彼の論説と思想であった。人間と建築にたいする深い洞察と志。「美しきもののみ機能的である」との言葉に象徴される独自の美意識。建築の化身と呼ばれた不世出の建築家による重要論考を集成する。二巻構成のうちの建築論篇。
Ⅰ 建築家の構想力について
 MICHELANGELO 頌(しょう)――Le Corbusier 論への序説として
 現在日本において近代建築をいかに理解するか――伝統の創造のために
 現代建築の創造と日本建築の伝統
 無限のエネルギー:コンクリート
 芸術の創造性について

Ⅱ 建築の設計について
 日本の建築家――その内部の現実と外部の現実
 おぼえがき――建築設計家として民衆をどう把握するか
 建築家は民衆をどう把えるか

Ⅲ 建築の美について
 インダストリアル デザインと建築――自由な娘たち
 芸術の定着と統合について――三人展を機会に
 グロピウスの残した余韻
 『桂』序
 サンパウロ・ビエンナーレ展の焦点
 対立をふくんだ芸術の協同

編者解説……………豊川斎赫
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