解きたくなる数学

あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーがおくる数学問題集。魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。

解きたくなる数学
著者 佐藤 雅彦 , 大島 遼 , 廣瀬 隼也
ジャンル 書籍 > 自然科学書 > 数学
刊行日 2021/09/28
ISBN 9784000063395
Cコード 0041
体裁 B5変 ・ 134頁
定価 1,980円
在庫 在庫あり
あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学問題集を作りました。そこには、ひと目で心を奪われる問題ばかり。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。論理の組み立てが学べ、思考のジャンプが身につきます。考える楽しさを求める中学生以上のすべての方へ。

※『解きたくなる数学』47ページ「鳩の巣原理とは」の図は、BenFrantzDale, Igor523 による"Pigeons-in-holes.jpg"を貝塚智子が改変して制作しました。この画像は、クリエイティブ・コモンズ表示- 継承3.0 非移植(CC BY-SA 3.0) の下に提供されています。
  問1 ナットは全部で何個あるか
  問2 大中小のチョコレート
  問3 波止場の杭
第1章 驚くなかれ ここと ここは 同じ大きさ──同じ面積
  問4 バスの窓
  問5 お母さんのチーズ分割法
第2章 変わらないものに注目すると 「ある真実」が見えてくる──不変量の問題
  問6 6人の子供と6個の枠
  問7 黒板の0と1
  問8 5つの紙コップ
第3章 鳩の数が 巣の数より多いと 何が起こるか──鳩の巣原理
  問9 東京の人口と髪の毛
  問10 たて・よこ・ななめの和
第4章 世の中を 敢えて 偶数と奇数のふたつに分けてみる──偶奇性の問題
  問11 7枚のオセロ
  問12 コインとりゲーム
  問13 サイコロの回転
第5章 ある地点から ある地点に行くなら 直線で行くのが 一番近い──三角不等式
  問14 横浜中華街
  問15 十字路の渡り方
第6章 複数の条件が 答えを決定づける──条件の重ね合わせ
  問16 ケーキとプレート
  問17 4つの道具
第7章 比較しにくいものを 比較するには──比較の問題
  問18 寛永通宝
  問19 31^11 と 17^14
第8章 論理的ドミノ倒し──数学的帰納法
  問20 2人の負けず嫌い
第9章 解く喜び ここにあり──修了問題
  問21 ジョンとメアリの背くらべ
  問22 タイルの隅
最終章(おまけ) この本は この問題から始まった──はじまりの問題
  問23 タイルの角度

この本はこのようにして生まれた──あとがきにかえて
佐藤雅彦(さとう まさひこ)
1954年静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。1999年より慶應義塾大学環境情報学部教授。2006年より、東京藝術大学大学院映像研究科教授。2021年より、東京藝術大学名誉教授。
著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(共著、日本経済新聞社)、『新しい分かり方』(中央公論新社)ほか多数。また、ゲームソフト『I.Q』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)や慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけるNHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』『考えるカラス』『テキシコー』など、分野を超えた独自の活動を続けている。
『日常にひそむ数理曲線』(小学館)で2011年度日本数学会出版賞受賞。2011年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2013年紫綬褒章受章。2014年、2018年、カンヌ国際映画祭短編部門に正式招待された。

大島 遼(おおしま りょう)
1986年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。学部在学中、佐藤雅彦研究室に所属し「ピタゴラ装置」の制作など、表現研究を行う。卒業後はプログラマー・インタラクションデザイナーとして活動。2014年「指を置く」展の実験装置制作。独立行政法人情報処理推進機構2011年度未踏IT人材発掘・育成事業にて未踏スーパークリエータ認定。2012年D&AD賞。

廣瀬隼也(ひろせ じゅんや)
1987年神奈川県生まれ。2012年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。学部在学中、佐藤雅彦研究室に所属し「ピタゴラ装置」の制作など、表現研究を行う。現在はプログラマー。2012年D&AD賞。
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