支える、支えられる、支え合う

10代の居場所づくりの活動などを紹介。他者を思いやり困難を抱える人々に寄り添うことの大切さについて語ります。

支える、支えられる、支え合う
著者 サヘル・ローズ 編著
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニアスタートブックス
刊行日 2021/11/26
ISBN 9784000272421
Cコード 0336
体裁 B6 ・ 並製 ・ カバー ・ 126頁
在庫 在庫あり
あなたの周りに誰かの助けを必要としている人はいますか? あなたは困ったことがあったら周りにSOSを出すことはできますか? サヘル・ローズさんが自らの体験をたどりながら、他者を思いやり、寄り添うことの大切さを伝えます。森山誉恵さん、慎泰俊さん、三好祐也さん、ブローハン聡さんなど、10代の居場所づくり、病気の子どもの教育など様々な支援に携わる方々の活動も紹介します。
この本の内容

サヘル・ローズ「自分を大切にして、そしてまわりの人に目を向けて」
 はじめに
 イランから日本へ
 「違うこと」を否定しないで
 ランドセルの思い出
 SOSを出せない
 これから出会うべき人がたくさんいる
 気がついたら声をかけてあげて
 自分の「色」を大切に
 人と比べる必要はない
 いまの経験は、いつかだれかを助ける力になる

森山誉恵「子どもたちの安心・安全な育ちを保障する」
 安心して過ごせる場所はどこ?
 親の経済状況で環境が変わる?
 学習ボランティアで感じたことは
 支援の仕組みからこぼれ落ちる子どもたち
 10代のための相談サイトMex(ミークス)
 自分の好きなことをして過ごせる居場所「3(さん)」
 一人で抱え込まないでいいんだよ
 【コラム1】 あなたに居場所はありますか?

慎泰俊「だれにでも平等にチャンスのある世の中にしたい」
 お金のサービスの支援活動
 200万人以上の子どもたちにサービスを届ける
 なぜこういう活動をはじめたの?
 だれもが同じようにチャレンジできる社会
 小さなことから変えられる
 日々の積み重ね
 【コラム2】 開発途上国の子どもたち

三好祐也「病気を抱えていても自分らしくいられるように」
 何で自分だけ?
 入院している子どもたちが勉強できるように
 みんなと一緒に勉強したい
 退院してからも支援が必要
 友達が車いすを押してくれた
 友達とのつながりが大切
 「伝える努力」と「休む勇気」
 【コラム3】 病気を抱える子ども達はどうやって勉強している?

ブローハン聡「自分で生き方を選べることの大切さ」
 継父の暴力におびえる日々
 小学校時代
 はじめて安心して眠ることができた
 母が誇れるような生き方をしよう
 親友に打ち明けた時の反応
 〈自分という「資格」〉を取ろう
 当事者としての活動
 閉じた世界から抜け出して広い世界を知った
 【コラム4】 虐待について

支え合うための本棚
サヘル・ローズ
イラン生まれ。8歳の時に養母フローラ・ジャスミンさんと来日。現在、俳優としてテレビやラジオ、舞台で活躍している。「サヘル・ローズ」という名は「砂浜に咲くバラ」のように強く生きてほしいという願いをこめてフローラさんがつけたもの。
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