科学と仮説

科学の根源について省察し仮説の役割を哲学的に考察した、ポアンカレの主著。読み継がれてきた名著の新訳。

科学と仮説
著者 ポアンカレ , 伊藤 邦武
通し番号 青902-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(自然科学)
日本十進分類 > 自然科学
刊行日 2021/12/15
ISBN 9784003390290
Cコード 0110
体裁 文庫 ・ 494頁
定価 1,320円
在庫 在庫僅少
数学と物理学が大きな転換期を迎えていた二〇世紀初頭。科学などすべて仮説にすぎず、信ずるに足りないとの懐疑論が広まるなか、本書は書かれた。科学という営みの根源について省察し、仮説の役割を哲学的に考察した、アンリ・ポアンカレ(一八五四-一九一二)の主著。一〇〇年にわたり読み継がれてきた科学哲学の名著の新訳。
序 文
凡 例

第一部 数と量
 第一章 数学的推論の本性について
 第二章 数学的量と経験

第二部 空 間
 第三章 非ユークリッド幾何学
 第四章 空間と幾何学
 第五章 経験と幾何学

第三部 力
 第六章 古典力学
 第七章 相対的運動と絶対的運動
 第八章 エネルギーと熱力学
 第三部の一般的結論

第四部 自 然
 第九章 物理学における仮説
 第一〇章 現代物理学の諸理論
 第一一章 確率計算
 第一二章 光学と電気学
 第一三章 電気力学
 第一四章 物質の終わり

各章のもとになった論文等
解 説
付録 人名解説
本文索引
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