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ピリカ チカッポ(美しい鳥) 知里幸恵と『アイヌ神謡集』

新資料をもとに描く「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じた知里幸恵の生涯。

ピリカ チカッポ(美しい鳥) 知里幸恵と『アイヌ神謡集』
著者 石村 博子
ジャンル 書籍 > 単行本 > 伝記
刊行日 2022/04/27
ISBN 9784000245463
Cコード 0023
体裁 四六 ・ 上製 ・ 246頁
在庫 在庫あり
「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記など未公開や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯を描く。


※「ピリカ チカッポ」に関して
Pirka chikap-po の「ポ」は小さいものを表す。鳥は「チカプ」なので、正確な意味は「美しい小鳥」であるが、『アイヌ神謡集』の第一話「梟の神の自ら歌った謡」のなかで、幸恵自身が「美しい鳥」と和訳しているので、これを採用した。

※アイヌ語の表記について
ユカラ、ウエペケレなど、現在は片仮名の小書きが使用されているが、引用文はその出典のままとした。
 『アイヌ神謡集』序 ●知里幸惠
 知里幸恵家系図
 知里幸恵関連地図

序章
第1章 アイヌに生まれ、アイヌ語のなかに生いたった少女
第2章 成長する幸恵 三冊のノート、そして恋
第3章 東京でただ独りのアイヌの娘として 死までの一二九日間
第4章 『アイヌ神謡集』を探索する
第5章 復活し、成長を遂げる幸恵
最後に──終わらない物語と、終わらせなければならない物語

 あとがきと謝辞
 主要参考文献
 知里幸恵年譜
石村博子(いしむら ひろこ)
1951年,北海道室蘭生まれ.ノンフィクション作家.
主な著書に『ハルビン新宿物語 加藤登紀子の母激動の半生記』(講談社)
『たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年,満州1000キロを征く』
『3・11行方不明 その後を生きる家族たち』(以上,角川書店)がある.

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