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2022.07.11
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2021.03.26
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岩波ジュニアスタートブックス
はじめての動物地理学
なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?
クマ、ゾウ、コアラ、クジラ――彼らは大昔からどこをどのように移動して、今いる場所にたどりついたのか?
著者 | 増田 隆一 著 |
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ジャンル | 書籍 > 岩波ジュニアスタートブックス |
シリーズ | 岩波ジュニアスタートブックス |
刊行日 | 2022/10/07 |
ISBN | 9784000272476 |
Cコード | 0345 |
体裁 | B6 ・ 並製 ・ 126頁 |
在庫 | 在庫あり |
ゾウとサイとライオンが、インドとアフリカにいるのはなぜ? コアラの祖先はアメリカ出身? 昔は本州にもヒグマがいた!?――どこにどんな野生動物がいて、その動物たちは大昔から、地球のどこをどのように移動して、今いる場所にたどりついたのか? そんな疑問に答えるのが動物地理学です。たくさんの動物を例に、紹介します。
この本の内容
はじめに
第1章 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?
――地域によって生息する動物の種類がちがう理由
クマの分布を調べたい/ヒグマは大陸からやってきた?/ニホンザルは世界中探しても日本にしかいない/固有種(こゆうしゅ)が経験した共通のできごととは?/動物の地理境界線――ブラキストン線
コラム1―1 パンダはどんなクマなのか?
第2章 新天地へ! コアラの祖先が生まれ故郷を出る
――動物たちはどのように世界へ散らばったのか?
大陸が移動する?/大陸が分かれる? 運命共同体ができる/大陸がくっつく?/カンガルーやコアラの祖先も大陸を移動した/世代をかけた移動/動物に移動をうながすものは?/ヒグマが寒さから逃(のが)れたレフュージアとは?/寒いとできる陸橋(りくきょう)――マンモスもわたってくる/人類も移動する/ヒグマのはるかなる旅――北海道へ3度やってきた/気候変動と動物たちの移動/なぜライオンとゾウとサイは、インドとアフリカにいるの?
コラム2―1 北 海道のエゾモモンガとオーストラリアのフクロモモンガは、親戚(しんせき)なのか?
第3章 カバとクジラは近い仲間?
――動物地理学から進化を考える進化とは新しい種(しゅ)ができること/オタマジャクシからカエルへの変化は進化ではない!/ヒグマとホッキョクグマは別種(べっしゅ)?/アナグマの雑ざっ種しゅが見つかる/形からたどる進化/遺伝子からたどる進化――バクテリアも哺乳類(ほにゅうるい)も、時間を刻むDNA(ディーエヌエー)をもつ/系けい統とう樹じゅを利用する/移動が進化を生み出す/食がさらに進化を生み出す――水中から陸上へ/分断が進化を生み出す/動くことから分布までの連続性/ウマは走ることに進化した/陸上から水中へ戻もどったクジラ/クジラのかかとがヒント?/哺乳類(ほにゅうるい)の前に恐竜(きょうりゅう)が繁栄(はんえい)/巨大(きょだい)すい星の衝突(しょうとつ)と恐竜(きょうりゅう)の絶滅(ぜつめつ)/哺乳類(ほにゅうるい)の出番がやってきた/ホモ・サピエンスとネアンデルタール人
コラム3―1 動物は寒い地域ほど大きく丸くなる―「ベルクマンの規則」と「アレンの規則」
コラム3―2 植物も移動できる?
第4章 動物地理学から、人間社会を考える
――外来種(がいらいしゅ)となったアライグマ、アメリカミンク/なぜアライグマが日本に?/なぜアメリカミンクが日本に?/外来種(がいらいしゅ)をつくったのは人間活動/オオカミからイヌへ/ヤマネコからイエネコへ/ペットや家畜(かちく)が生態系を乱す?/ロンドンの街なかにキツネ?――都市動物とは何か?/札幌(さっぽろ)のアーバンフォックス/東京に出没(しゅつぼつ)する「都市ダヌキ」/外来種(がいらいしゅ)ハクビシンが都市動物に/都市動物との共存/パンデミックはなぜ起こるのか?/過去のパンデミック/環境(かんきょう)の保全と動物地理学/ホッキョクグマと地球温暖化
コラム4―1 身近な動物地理学に参加するには?
おわりに
増田先生、おすすめの本!
索引
はじめに
第1章 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?
――地域によって生息する動物の種類がちがう理由
クマの分布を調べたい/ヒグマは大陸からやってきた?/ニホンザルは世界中探しても日本にしかいない/固有種(こゆうしゅ)が経験した共通のできごととは?/動物の地理境界線――ブラキストン線
コラム1―1 パンダはどんなクマなのか?
第2章 新天地へ! コアラの祖先が生まれ故郷を出る
――動物たちはどのように世界へ散らばったのか?
大陸が移動する?/大陸が分かれる? 運命共同体ができる/大陸がくっつく?/カンガルーやコアラの祖先も大陸を移動した/世代をかけた移動/動物に移動をうながすものは?/ヒグマが寒さから逃(のが)れたレフュージアとは?/寒いとできる陸橋(りくきょう)――マンモスもわたってくる/人類も移動する/ヒグマのはるかなる旅――北海道へ3度やってきた/気候変動と動物たちの移動/なぜライオンとゾウとサイは、インドとアフリカにいるの?
コラム2―1 北 海道のエゾモモンガとオーストラリアのフクロモモンガは、親戚(しんせき)なのか?
第3章 カバとクジラは近い仲間?
――動物地理学から進化を考える進化とは新しい種(しゅ)ができること/オタマジャクシからカエルへの変化は進化ではない!/ヒグマとホッキョクグマは別種(べっしゅ)?/アナグマの雑ざっ種しゅが見つかる/形からたどる進化/遺伝子からたどる進化――バクテリアも哺乳類(ほにゅうるい)も、時間を刻むDNA(ディーエヌエー)をもつ/系けい統とう樹じゅを利用する/移動が進化を生み出す/食がさらに進化を生み出す――水中から陸上へ/分断が進化を生み出す/動くことから分布までの連続性/ウマは走ることに進化した/陸上から水中へ戻もどったクジラ/クジラのかかとがヒント?/哺乳類(ほにゅうるい)の前に恐竜(きょうりゅう)が繁栄(はんえい)/巨大(きょだい)すい星の衝突(しょうとつ)と恐竜(きょうりゅう)の絶滅(ぜつめつ)/哺乳類(ほにゅうるい)の出番がやってきた/ホモ・サピエンスとネアンデルタール人
コラム3―1 動物は寒い地域ほど大きく丸くなる―「ベルクマンの規則」と「アレンの規則」
コラム3―2 植物も移動できる?
第4章 動物地理学から、人間社会を考える
――外来種(がいらいしゅ)となったアライグマ、アメリカミンク/なぜアライグマが日本に?/なぜアメリカミンクが日本に?/外来種(がいらいしゅ)をつくったのは人間活動/オオカミからイヌへ/ヤマネコからイエネコへ/ペットや家畜(かちく)が生態系を乱す?/ロンドンの街なかにキツネ?――都市動物とは何か?/札幌(さっぽろ)のアーバンフォックス/東京に出没(しゅつぼつ)する「都市ダヌキ」/外来種(がいらいしゅ)ハクビシンが都市動物に/都市動物との共存/パンデミックはなぜ起こるのか?/過去のパンデミック/環境(かんきょう)の保全と動物地理学/ホッキョクグマと地球温暖化
コラム4―1 身近な動物地理学に参加するには?
おわりに
増田先生、おすすめの本!
索引
増田隆一
1960年生まれ。北海道大学大学院理学研究院教授。北海道大学大学院修了、理学博士。取り組んでいる研究は、遺伝子から進化を探る動物地理学。特に、ヒグマがいつ、どんなルートで北海道へやってきたのか、札幌の都市ギツネがどのように街なかを移動し利用しているのか、を調べている。ヒグマと人の文化との関係を考えることも興味深い。著書に、『ユーラシア動物紀行』(岩波新書)、『うんち学入門』(講談社ブルーバックス)、『ヒグマ学への招待』(編著、北海道大学出版会)など。
1960年生まれ。北海道大学大学院理学研究院教授。北海道大学大学院修了、理学博士。取り組んでいる研究は、遺伝子から進化を探る動物地理学。特に、ヒグマがいつ、どんなルートで北海道へやってきたのか、札幌の都市ギツネがどのように街なかを移動し利用しているのか、を調べている。ヒグマと人の文化との関係を考えることも興味深い。著書に、『ユーラシア動物紀行』(岩波新書)、『うんち学入門』(講談社ブルーバックス)、『ヒグマ学への招待』(編著、北海道大学出版会)など。