2000 VOL.70 NO.10

科学10月号目次


巻 頭 言 “科学”を“学ぶ”ということ 大野克嗣 765

今月の‘科学’から 766

科学の目 21世紀の科学教育をどう育てるか 川勝 博 767
 若者たちは知に飢えている―君が天文学者になる4日間 縣 秀彦 769
 放課後博物館が育む新しい学び 浜口哲一 772
天と地と人の間で>地域の知の共同体としての大学 池内 了 854

リサーチ 21世紀の教員養成の課題―良質の教員をどのように確保するか 山崎博敏 776
  自然界の法則がみえてくる―小学生たちは,みんな理科が好き! 堀 雅敏 782
 “神戸では大地震がない”迷信がなぜ広がったか―科学を学ぶ市民の権利と理科教育 觜本 格 787

<新連載>今井功先生の新物理感覚
僕も物理がわからなかった―私のコペルニクス的転回 今井 功 793



特集=なぜ,(自然科学を)学ぶのか

<対談>毛利さんと,教育,宇宙を語りあう 毛利 衛・戸瀬信之 811
 ―その1―日本の教育の現状をどうとらえるか

何のための科学教育か 大野栄三・左巻健男 817

日本の教育はどこに向かおうとしているのか 苅谷剛彦 825
 ―“危険社会”における“ゆとり”と“生きる力”のゆくえ

学力をどうとらえ,どう育てるか―よい原理を正しく実践化するために 奈須正裕 834

世界は日本の物理教育をどうみているか―自主的な教師の活動と育成を 笠 耐 839

21世紀をリードするイギリスの科学教育 滝川洋二 846

理科はなぜ離れられてしまったのか 森 一夫 856

化学離れにどう向かい合ってきたか 佐野博敏 861

地学の魅力と重要性を再確認―地学教育を考える大阪フォーラム開催 数越達也 868

韓国の数学教科書 松本幸夫 872

脳を育む―学習と教育の科学 小泉英明 878

心理学からみた科学教育の課題 市川伸一 885

“発達段階に応じた教育”再考―認知科学から現代科学教育への示唆 鈴木宏昭 890

フォーラム 科学者の“科学離れ” 戎崎俊一 798
 “ふつうの主婦”である私が科学について勉強するわけ 藪 玲子 800
 地球科学的想像力 高野雅夫 803
原稿大募集 テーマ:なぜ,またはどのように(科学を)学ぶのか
 視覚障害者による理科実験・観察から考える 間々田和彦 805
 理科(地学)は何を目指し,教育危機にいかに対応すべきか 山賀 進 807
 “楽しい実験”は理科離れを加速する? 金子 隆 808
 受験勉強を無駄にしないために 和田秀樹 809


書 評  A. ソーカル・J. ブリクモン:「知」の欺瞞(平川秀幸) 898
 村上陽一郎:科学の現在を問う(小川正賢) 900
 鷲谷いづみ:生物保全の生態学(嶋田正和) 901

科学時事 3組の母子がそろって―アイの子育て日誌5(明和政子) 903
 理工系大学生学力調査速報と学習指導要領中止署名のその後 905
 気候/氷床モデルでは全球凍結はおこらない?―‘Nature’でも本格的な議論開始 906
 地層処分の“実現可能性”とは?―地層処分国際ワークショップから 907
 記憶は思い出すたびに再固定が必要?―扁桃体でのタンパク質合成と恐怖記憶 775
 エウロパの地下には海がある? 810
 ペルム紀末の生物大量絶滅事件はまさに激変だった 833


    《50年前には》 824    次号予告/編集後記 908

 

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