科学

2010年5月号
(Vol.80 No.5)

目次

いまこそ理科教育の「グランドデザイン」を描き直すことが必要ではないか。識者4人による座談会と、初等中等教育に深い見識をもつ研究者や教師の寄稿により、その根本を問い、理科教育政策への提言を行う。

 

  

購読のご案内

科学トップページ

特集 
特集 理科教育のグランドデザイン
    ――小中高大学連携

座談会
理科教育のグランドデザインを描くために 秋田喜代美×小倉康×兵頭俊夫×渡辺範夫
科学教育政策への提言
新学習指導要領のなにが問題か?――よりよい教育課程と教科書・授業展開法を求めて 兵頭俊夫
科学研究と理科教育の混同を避けよう 佐藤文隆
だれがつくる?科学教育政策 滝川洋二
高校地学の潜在的重要性 松井孝典
学習指導要領改革の試み 関沢正躬
これからの理科カリキュラム─国際的動向をふまえて 小倉康
根本を問う
独創性を高める教育をめざして 大野公一
科学教育のルネッサンス 坂東昌子
協調的な科学教育─“学びのプロセス”の科学から 三宅なほみ
森羅万象の知識体系を─教科書への提案 塚谷裕一
コラム
公立中高一貫校の挑戦 上條隆志
職員室文化の復活─日本教師の自主カリキュラムづくり 川勝博
中高一貫校の模索─私立中学校・高等学校の場合 渡辺範夫

巻頭エッセイ 学ぶ・創る・遊ぶ
科学と芸術の交差  宮田亮平

科学通信
コラム はみだし生命科学: 学術研究というビジネスの裏側  有田正規
コラム 大地の動き・人の知恵: 花折断層と鯖街道   鎌田浩毅
時事: 最先端研究開発支援プログラムの査定額 

……………報告・解説…………………………………………
対称性の自発的な破れ─その歴史といくつかの変奏 ジョバンニ・ヨナラシニオ(翻訳・構成:江沢洋)
日本社会と科学の展望─日本学術会議の提言をふまえて 海部宣男
地球内部の水T 唐戸俊一郎

ミクロハビタットの小宇宙(第6回)水田生態系 加藤真

地球史を旅する(第12回(最終回))太行山脈のジオパーク(中国) 白尾元理

石原純をたずねて(第28回)ファシズムに抗して 西尾成子

ちびっこチンパンジーと仲間たち(第101回)レオのリハビリテーション(その2) 友永雅己

数と漢字の物語(第23回) 100万円か,100円か? 円満字二郎

広辞苑を3倍楽しむ(第28回)ろうそく 北畑裕之

心にのこる 1冊
ハラルト・シュテュンプケ著『鼻行類─新しく発見された哺乳類の構造と生活』 今泉みね子

書評
白水徹也著『宇宙の謎に挑むブレーンワールド』 杉山忠男 評

ウェブ〈議論の広場〉より
「博士課程」では「博士」を創ろう,「狭士」ではなく. 市川惇信

50年前には/75年前には

編集部に届いた本から

次号予告

 

 

 

 



 

 

 

 

Copyright 2005 Iwanami Shoten, Publishers. All rights reserved. 岩波書店