科学

2010年7月号
(Vol.80 No.7)

目次

生命誕生を再現できるか。人工細胞はどこまで可能になったか。驚くべき膜の化学から、マイクロマシンとしての細胞、さらに情報との協奏まで、合成生物学の現在とその意味を特集します。

 

  

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特集 
生命創造は可能か
─合成生物学の意味

化学で挑む生命の起源─情報分子の自己複製と同期して増える人工細胞 菅原正
分子から生物は作れるか?: 膜起源からの考察 有賀克彦
マイクロマシンとして生命機能を再現する 竹内昌治
人工蛋白質合成系の創造 上田卓也
ゲノム合成の起承転結 板谷光泰
デザインと実験の間 池上高志
人工細胞:生命を深く理解するために 市橋伯一・四方哲也
“情報”と“生命”が創発しあう時代─合成生物学の背景にある知の力学 萩谷昌己

巻頭エッセイ 学ぶ・創る・遊ぶ
合成生物学の生命観 米本昌平

科学通信
オピニオン: 生命科学教育における科学哲学の重要性─薬学系学部・大学院での試みから 斉藤和季
オピニオン: クロマグロをめぐる資源管理・国際政治・メディア報道─ワシントン条約第15 回締約国会議の評価 石井敦・井田徹治・勝川俊雄
オピニオン: ヨルダンの加速器施設SESAMEと受け入れ地アッラーンの関係改善のために 菅瀬晶子
科学ニュース: 縄文・弥生時代の人びとの精神性と動物たちとのかかわりを考える─「骨角器─人と動物たちとのかかわり」展 井上洋一
コラム 地球の眼: 原生代後期のスターチアン氷河堆積物も赤道近くで堆積した─全球凍結仮説への示唆 東條文治・川上紳一

……………報告・解説…………………………………………
バイオメディア・アート: 美学的見地から観た合成生物学の可能性 岩崎秀雄
テクノロジーアセスメントの現代的意義 吉澤剛
口蹄疫:予想されたリスクへの科学的対策とは 山内一也

探検昆虫学者から観たコスタリカ(第1 回)多様な環境・多様な生命 西田賢司

森里海連環学ことはじめ(第1 回)稚魚の教え 田中克

脳のなかの有限と無限(第18 回)共同体という名の脳機能体系(2) 大橋力

ミクロハビタットの小宇宙(第7 回(最終回))せせらぎの国 加藤真

石原純をたずねて(第29 回)戦時科学振興政策を批判する 西尾成子

ちびっこチンパンジーと仲間たち(第103 回)死を弔う意識の芽生え? 松沢哲郎・林美里

広辞苑を3 倍楽しむ(第30 回)キリマンジャロ 水野一晴

心にのこる 1冊
渡辺格著『人間の終焉─分子生物学者のことあげ』 ぬで島次郎

書評
デイビッド・モントゴメリー著『土の文明史 ─ローマ帝国,マヤ文明を滅ぼし,米国,中国を衰退させる土の話』 浅見輝男 評

50年前には/75年前には

編集部に届いた本から

次号予告

表紙=(上)岩崎秀雄“CyanoBonsai Project”.今号の岩崎氏の記事図3 参照.(下)インドソケイの花.今号の西田賢司氏の記事参照.

 

 

 

 



 

 

 

 

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