地震予知を考える
30年にわたる地震予知の取組みを無にしてもいいのか.地震データの解析から,予知の可能性と将来を考察.
30年に及ぶ地震予知の取り組みの成果をどう見ればいいのだろうか.過去の地震データの解析から予知の可能性を探り,極端な楽観や悲観に流れることなく,今後も着実に続けていくことの大切さを具体的に論じる.長期予測・短期予知の方法を示し,さらに東海地震の予想,警戒宣言一本やりでない注意報の必要性についても提言.
書評情報
日本経済新聞(朝刊) 2005年4月10日