岩波新書Q&A

【新書の色】
 岩波新書には、赤版、青版、黄版、新赤版の四種類があります。
  赤版は1938年の創刊以来46年まで101点、青版は戦後1949年から1000点、黄版は1977年から396点刊行されました。そして1988年からは新赤版として新たにスタートしました。2006年4月に、色はそのまま、全体をツヤ消しにし、現在に至っています。
  旧赤版(Rで分類)と青版(A=政治・法律、B=経済・社会、C=思想・心理・言語・教育・宗教、D=世界史・日本史、E=文学・芸術、F=記録・随筆、G=理・工・医・科学史に分類)以外は、刊行順に番号を付しています。
 
【新書版】
 岩波新書の判型は創刊当時世界的に新しい流行であったペリカン・ブックスの判型を参考にしたといわれています。また、縦横の長さの比率は、ほぼ黄金比(1:1.618)になっています。
 
【装丁】
 岩波新書の装丁は、創刊の折に美術史家の児島喜久雄氏にお願いしたもので、当初は赤、青、黄、緑、セピアの五色になる予定でしたが、創業者の岩波茂雄の主張で赤一色に決まったといいます。
  新赤版1000点突破を機に、表紙の書名と著者名を従来の横書きから縦書きに改めて、著者名の下に欧文表記を加え、枠を少し短くして新たにマークを配するなどの変更を加えました。
 
【マーク】
 新赤版1001番以降に表紙に入った新しいマークは、これまで本扉にあったギリシアの風神をモチーフにしたものです。一冊一冊から吹き出す風が一人でも多くの読者の許に届き、希望ある時代への想像力を豊かにかき立てるようにという願いを込めています。
  表紙(新赤版1001番以降は裏表紙)のランプのマークは古代遺跡からの出土品をモデルにしたといわれ、1965~76年までは統一定価150円を表わしていました。
  裏表紙のマーク(2006年4月のリニューアル以前まで)は香料の入れ物で、笛を吹いている少女が描かれています。旧赤版では「イハナミ」と右から記されていました。
  背表紙のマークはオリーブの葉と実で、棚に並んだ効果を考えて作られたといいます。

 

【扉の絵】
 扉の四人の子どもが風を吹いている絵は、レオナルド・ダ・ヴィンチの素描をヒントにしたものといわれ、ギリシアの風神を表わしております。右上から風の 方向に、eurus(東)、boreas(北)、zephyrus(西)、notus(南)の順に描かれています。このたびのリニューアルを機に、全体を現代風にアレンジしました。

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