(有)信山社についてのお知らせ

 11月25日、(有)信山社(通称・岩波ブックセンター信山社)にたいして、東京地方裁判所において破産手続き開始の決定がなされました。 
 「信山社」の名称は、小社の出資によって1957年に設立された(株)信山社に由来します。(株)信山社は、1959年から小社出版物を専門に販売することを主要な業務とするようになりました。その後、2000年9月に、小社とは資本関係を有しない第三者によって設立された(有)信山社に営業権が譲渡され、従来の小売書店業務も引き継がれましたが、この10月に、二代目オーナーであり、代表取締役会長であった柴田信氏が急逝したことから、事業の継続が困難になったものです。 
 2000年の発足以来、(有)信山社は、それまでの歴史的経緯をふまえて、小社の刊行物を可能なかぎり店頭に揃えるという営業方針をとり、本の街神保町のなかでも独特の風格を持った書店として、その存在感には大きいものがありました。 
 柴田氏は出版不況のただなかで、様々なアイデアをもって経営努力を続け、小社も及ばずながら支援・協力を行ってきました。しかし状況は好転せず、ついに今回の事態を招くに至ったことは、まことに残念でなりません。
 
2016年11月29日
岩波書店
 

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