憲法記念日

近代国家には,政治権力を律する基本的な枠組みがあります.それが「憲法」です.1946年11月3日に公布された日本国憲法は,翌47年5月3日に施行されました.憲法記念日は,旧憲法の下で,思想弾圧や言論統制に苦しみ,また無謀な戦争に多くの命が奪われた反省と,国の新しい歴史のスタートを記念する祝日です.現在憲法「改正」の動きが活発になっていますが,憲法を変えてまで目指す国の行方は,次の世代に幸せなものでしょうか.
9条誕生
GHQ草案をもとに成立した日本国憲法.しかし,その草案の条文に「平和」の二文字はなかった.では,憲法の柱となる「平和」の理念はどこから来たのか.新資料や証言を読み解き,9条・平和主義の出発点を探る.
総点検 日本国憲法の70年
総点検 日本国憲法の70年 宍戸常寿,林 知更 編
施行から70年.この間,日本の憲法はどのような発展を遂げ,現在いかなる課題に直面しているか.気鋭の憲法学者が結集.明文規定だけでない,法律や規則,習律なども踏まえて,憲法全領域にわたって争点を整理し,分析する.
《執筆者》
林 知更・江藤祥平・土井真一・小島慎司・西村裕一・青井未帆・淺野博宣・山本龍彦・巻美矢紀・佐々木弘通・田近 肇・曽我部真裕・齊藤 愛・赤川 理・松本哲治・尾形 健・大河内美紀・村山健太郎・新井 誠・赤坂幸一・毛利 透・宍戸常寿・南野 森・片桐直人・新村とわ・山田哲史・三宅雄彦・山崎友也
メディアに操作される憲法改正国民投票
支持率が落ちるも改憲に固執する安倍首相.だが,現行の憲法改正国民投票法には致命的欠陥がある.投票運動期間中の広告規制がほとんど存在しないのだ.これを放置したら一体何が起こるのか.第一人者が警鐘を鳴らす.
抑止力としての憲法
憲法を無視して進められる強引な政治に抗する原理として,「立憲主義」が注目されている.かつて戦後憲法学に近代立憲主義を復権させた著者が,再び「近代」への考察を突き詰め,憲法学を問い直す.著者の立憲主義論の到達点.
私にとっての憲法
私にとっての憲法 岩波書店編集部 編
施行から70年.私たちはこの憲法をどれだけ使いこなし,その理念を自らのものにすることができたのか.自身の憲法体験から,憲法を「活かす」ためのヒント,現在の憲法論議への提言まで.さまざまなジャンルの53人がさまざまな視点から憲法を語った,53人の憲法論.
《執筆者》
赤川次郎・池内 了・石田 雄・井戸まさえ・伊東光晴・色川大吉・打越さく良・内田 樹・大田 堯・岡田憲治・岡野八代・尾辻かな子・親川志奈子・鹿島 徹・片山善博・北原みのり・久保利英明・熊谷晋一郎・久米 宏・黒澤いつき・小谷真理・坂手洋二・坂本龍一・佐藤直子・佐藤芳之・島薗 進・笙野頼子・白井 聡・鈴木邦男・想田和弘・高遠菜穂子・竹下景子・田中美津・永井 愛・仲里 効・西谷 修・西原春夫・西山太吉・仁藤夢乃・丹羽宇一郎・浜 矩子・原 寿雄・PANTA・半藤一利・比嘉慂・平野啓一郎・藤原辰史・保坂展人・保阪正康・松元ヒロ・山口智美・山崎 拓・米倉 明

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