AIとスポーツ


明けましておめでとうございます。

本年も自然科学書編集部では意欲的に書籍の企画・刊行を目指してまいりますので、よろしくお願いいたします。

最近、運動不足を解消すべく、週末にテニスをしています。まともにやるのは高校時代以来の10年以上ぶりで、ラケットのグリップ(握り方)も定まらず、試行錯誤しています。

そんなスポーツに付き物なのが審判。多くの競技でビデオ判定が取り入れられていますが、さらに進んでAI(人工知能)にとってかわられる未来がくるのでしょうか? カリフォルニア工科大学の下條信輔先生と東京大学の江間有沙先生はこのことについて共同研究に取り組まれており、興味深く感じます( https://webronza.asahi.com/science/articles/2021101800007.html?page=1 )。

さて、AIをテーマにした書籍が2022年の岩波科学ライブラリー第1弾、ビブリオバトルの考案者としても知られる谷口忠大先生が書かれた『僕とアリスの夏物語――人工知能の、その先へ』です。カバーには「まさかの青春小説×本気のAI解説」という文字が踊っており、どのようなストーリーが展開されるのか、とても楽しみです。昨今のAIブームの中核的役割を果たす深層学習(ディープラーニング)の数学的な原理の解明に挑む今泉允聡『深層学習の原理に迫る――数学の挑戦』や岩波ジュニア新書から刊行された美馬のゆり『AIの時代を生きる――未来をデザインする創造力と共感力』もおすすめです。
(彦)

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