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希望のつくり方

希望は自分たちで見つけるものだ! でも,どうやって……? すべての人たちに放つ,しなやかなメッセージ.

希望のつくり方
著者 玄田 有史
通し番号 新赤版 1270
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 社会
刊行日 2010/10/20
ISBN 9784004312703
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 238頁
在庫 在庫あり
希望は与えられるものではない,自分たちの手で見つけるものだ! でも,どうやって? 希望が持ちにくい時代に,どこから踏み出せばよいのだろう? 著者が出会った,たくさんの声に耳を澄ませて,希望をつくるヒントをさがし出す.「希望学」の成果を活かし,未来へと生きるすべての人たちに放つ,しなやかなメッセージ.
はじめに

第1章 希望とは何か
 正直に話す/少しだけ笑う/若者の問題/欠けている言葉/正確な情報/人生、悪くなかった/ 「頑張る」は禁物?/希望は要らない?/希望とはみえないもの/生きる困難のなかで/夢とのちがい/水俣の再生/幸福とのちがい/安心とのちがい/四本の柱/希望とは何か/ 「変わる」と「変える」/共有すること

第2章 希望はなぜ失われたのか
 データからみる/大切な注意/希望はないのか?/幸せな希望/近くの希望・遠くの希望/ 「何か」は何か/なぜ仕事なのか?/行動と仲間/可能性について/高齢社会/リスクに備える/教育をどうするか?/関係性について/人間関係の禁じ手/ウィーク・タイズ/共感社会へ/家族という困難/希望が失われた理由

第3章 希望という物語
 第三の論点/子どもの頃/修正の旅へ/ある青年の物語/挫折の持つ意味/私の挫折/経験は伝播する/日本を先取りする街/八幡さんから学んだこと/無駄の効用/希望は出会うもの/脱線の役割/必要な無駄/セレンディピティ/まだない存在/希望というフィクション/なぜ物語なのか/働くことの両義性/アニマル・スピリット/経済のなかの両義性

第4章 希望を取り戻せ
 希望は妖怪のよう?/勉強する意味/ 「わからない」ということ/大学・学部の選び方/経済学は何を学ぶか/希望の政策/絶望を避ける/最悪でなければ/地域から始める/ローカル・アイデンティティ/地域内外のネットワーク/高齢社会の別側面/会社の再生/努力が報われないとき/キャリア教育/大丈夫の使い方/大きな壁/絶望の向こう側/創造の源泉/私の希望

おわりに──希望をつくる八つのヒント
あとがき
参考文献
玄田有史 (げんだゆうじ)
 1964年島根県生まれ
 1992年東京大学大学院経済学研究科博士課程退学
 現在─東京大学社会科学研究所教授
 専攻─労働経済学
 著書─『仕事のなかの曖昧な不安──揺れる若年の現在』(中央公論新社)
    『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社)
    『ニート──フリーターでもなく失業者でもなく』(幻冬舎,共著)
    『増補改訂 14歳からの仕事道』(イースト・プレス)
    『働く過剰──大人のための若者読本』(NTT 出版)
    『人間に格はない──石川経夫と2000年代の労働市場』(ミネルヴァ書房)
    『孤立無業(SNEP)』(日本経済新聞出版社)
    『危機と雇用 災害の労働経済学』(岩波書店)ほか
 編著─『希望学』(1~4,東京大学出版会,共編著)ほか

書評情報

読売新聞(朝刊) 2015年7月31日
山陰中央新報 2011年1月9日
徳島新聞(朝刊) 2011年1月7日
愛媛新聞 2011年1月7日
日本経済新聞(朝刊) 2011年1月7日
読売新聞(朝刊) 2010年12月19日
WEDGE 2010年12月号
朝日新聞(朝刊) 2010年11月14日

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