思想検事

戦前治安体制の一方の核として特高警察と両輪をなした思想検察.その全体像を戦後への継承性も含めて解明.

思想検事
著者 荻野 富士夫
通し番号 新赤版 689
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 日本史
刊行日 2000/09/20
ISBN 9784004306894
Cコード 0221
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 236頁
在庫 品切れ
戦前,「国体」に反するとみなされた思想・言論はきびしい取締の対象となった.治安体制の一方の核として特高警察と両輪をなした思想検察は,“倫理上の善悪の審判者”を自任し,治安諸法令の制定・運用を主導,保護観察・予防拘禁などの抑圧装置を次々と創出した.その実態と全体像を,戦後公安検察への継承性も含めて解明する.

書評情報

月刊司法改革 No.23 (2001年8月)
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