ダーティ・シークレット

タックス・ヘイブンが経済を破壊する

秘密取引が市場経済の土台を掘り崩す.英国の著名経済コラムニストによる,タックス・ヘイブン後の世界への緊急提言.

ダーティ・シークレット
著者 リチャード・マーフィー , 鬼澤 忍
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
刊行日 2017/10/06
ISBN 9784000226424
Cコード 0033
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 230頁
定価 1,650円
在庫 在庫あり
タックス・ヘイブンでの秘密取引による公正な競争の阻害が非効率を生み,経済発展を損なわせる.脱税より恐ろしい秘密主義の弊害が本書で今や明らかに.パナマ文書の暴露を受け,課税当局の動きもある中,独自調査による秘密度指数ランキング,金融資本主義の実態を見据えた提言は必見.
謝 辞
はじめに

第一章 タックス・ヘイブンの物語
第二章 秘密主義の問題
第三章 タックス・ヘイブンとは何か
第四章 タックス・ヘイブンの世界
第五章 タックス・ヘイブンのコスト
第六章 タックス・ヘイブンに立ち向かう
第七章 タックス・ヘイブン後の世界


付録1 金融秘密度指数
付録2 タックス・ジャスティス・ネットワークの評価基準
付録3 秘密度指数ランキング
索 引
リチャード・マーフィー(Richard Murphy)
イギリスの公認会計士.「コービノミクス」の立案者とされる.2015年にシティ大学ロンドンの国際政治経済学科の実務教授に就任.著書に『The Joy of Tax』,『The CourageousState』,共著に『Tax Havens(邦訳:[徹底解明]タックスヘイブン──グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態)』がある.

鬼澤 忍(おにざわ しのぶ)
埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了.訳書にサンデル『これからの「正義」の話をしよう』,ロビンソン&アセモグル『国家はなぜ衰退するのか』,ボック『ワーク・ルールズ!』(共訳)などがある.

書評情報

公明新聞 2018年1月22日
週刊エコノミスト 2017年12月5日号
日本経済新聞(朝刊) 2017年11月25日
朝日新聞(朝刊) 2017年11月19日
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