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フランス現代史

一九四四年の解放からマクロン政権まで,戦後フランスの政治・社会・経済を総体的にとらえる通史.

フランス現代史
著者 小田中 直樹
通し番号 新赤版 1751
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 世界史
刊行日 2018/12/20
ISBN 9784004317517
Cコード 0222
体裁 新書 ・ 234頁
在庫 在庫あり
1944年の解放から,「栄光の30年」,五月危機,石油危機,「ミッテランの実験」の挫折,新自由主義,そしてマクロン政権成立──フランスの戦後を通観すると,そこには「分裂と統合の弁証法」というダイナミックなメカニズムがみえてくる.欧州統合の動きにも着目しながら現代フランスの歩みをとらえる通史.
序 章 分裂と統合の弁証法
 1 「モデル」から「先行者」へ
 2 分裂と統合の弁証法
 3 相対的後進国

第一章 解放と復興―― 一九四〇年代
 1 解放,対立,和解
 2 経済復興
 3 第四共和政の成立

第二章 統合欧州の盟主をめざして―― 一九五〇年代
 1 脱植民地化と欧州統合
 2 復興から成長へ
 3 第五共和政の成立

第三章 近代化の光と影―― 一九六〇年代
 1 「栄光の三〇年」
 2 近代化のなかで
 3 五月危機

第四章 戦後史の転換点―― 一九七〇年代
 1 過渡期としてのポンピドー政権
 2 「栄光の三〇年」の終焉
 3 分裂する社会

第五章 左翼政権の実験と挫折―― 一九八〇年代
 1 ミッテランの実験
 2 新しい社会問題
 3 異議申立ての諸相

第六章 停滞,動揺,模索―― 一九九〇年代
 1 争点化する欧州統合
 2 動揺する社会
 3 模索する政治

第七章 過去との断絶?―― 二〇〇〇年代
 1 「古いフランス」と「新しいフランス」
 2 グローバル化
 3 ポピュリズム

終 章 その先へ

あとがき

年 表
索 引
小田中直樹(おだなか なおき)
1963年生まれ.1986年,東京大学経済学部卒業.1991年,東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学.1995年,博士(経済学,東京大学).
現在―東北大学大学院経済学研究科教授
専攻―フランス社会経済史,歴史関連諸科学
著書―『フランス近代社会1814~1852――秩序と統治』(木鐸社)『歴史学ってなんだ?』(PHP新書)『フランス7つの謎』(文春新書)『日本の個人主義』(ちくま新書)『19世紀フランス社会政治史』(山川出版社)ほか

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