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ブルシット・ジョブ

クソどうでもいい仕事の理論

いま働き方を根本的に見直し、本当に大切な仕事はなにかを考える。『負債論』の著者による解放の書。

ブルシット・ジョブ
著者 デヴィッド・グレーバー , 酒井 隆史 , 芳賀 達彦 , 森田 和樹
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
刊行日 2020/07/29
ISBN 9784000614139
Cコード 0033
体裁 A5 ・ 並製 ・ カバー ・ 442頁
在庫 在庫あり
やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明。仕事の「価値」を再考し、週一五時間労働の道筋をつける。『負債論』の著者による解放の書。
序 章 ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)現象について
第一章 ブルシット・ジョブとはなにか?
第二章 どんな種類のブルシット・ジョブがあるのか?
第三章 なぜ、ブルシット・ジョブをしている人間は、きまって自分が不幸だと述べるのか?(精神的暴力について、第一部)
第四章 ブルシット・ジョブに就いているとはどのようなことか?(精神的暴力について、第二部)
第五章 なぜブルシット・ジョブが増殖しているのか?
第六章 なぜ、ひとつの社会としてのわたしたちは、無意味な雇用の増大に反対しないのか?
第七章 ブルシット・ジョブの政治的影響とはどのようなものか、そしてこの状況に対してなにをなしうるのか?

謝 辞
原 注
訳者あとがき
参考文献
デヴィッド・グレーバー(David Graeber)
1961-2020年。ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。著書に『アナーキスト人類学のための断章』『資本主義後の世界のために――新しいアナーキズムの視座』『負債論――貨幣と暴力の5000 年』『官僚制のユートピア――テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』『民主主義の非西洋起源について――「あいだ」の空間の民主主義』(すべて以文社)、『デモクラシー・プロジェクト――オキュパイ運動・直接民主主義・集合的想像力』(航思社)など。

酒井隆史(さかい たかし)
1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史。著書に『通天閣――新・日本資本主義発達史』(青土社)、『暴力の哲学』『完全版自由論――現在性の系譜学』(ともに河出文庫)など。訳書にグレーバー『負債論』(共訳)、『官僚制のユートピア』のほか、マイク・デイヴィス『スラムの惑星――都市貧困のグローバル化』(共訳、明石書店)など。

芳賀達彦(はが たつひこ)
1987年生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程。専攻は歴史社会学。

森田和樹(もりた かずき)
1994年生まれ。同志社大学大学院博士後期課程。専攻は歴史社会学。

受賞情報

第33回トップポイント賞〔大賞〕(2020年下半期)
第11回紀伊國屋じんぶん大賞2021〔第1位〕
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