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エピクテトス 人生談義 (上)

(全二冊)

本当の自由とは何か。どうすれば幸福に生きられるか。ローマ帝国に生きた奴隷出身の哲学者の言葉。(全二冊)

エピクテトス 人生談義 (上)
著者 エピクテトス , 國方 栄二
通し番号 青608-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(哲学・教育・宗教)
刊行日 2020/12/15
ISBN 9784003360835
Cコード 0110
体裁 文庫 ・ 442頁
在庫 在庫あり
「君は私の足を縛るだろう。だが、私の意志はゼウスだって支配することはできない」。ローマ帝国に生きた奴隷出身の哲人エピクテトスは、精神の自由を求め、何ものにも動じない強い生き方を貫いた。幸福に生きる条件を真摯に探るストア派哲学者の姿が、弟子による筆録から浮かび上がる。上巻は『語録』第一・二巻を収録。(全二冊)
凡 例

『語 録』

冒頭の挨拶状

第一巻
 第一章 われわれの力の及ぶものとわれわれの力の及ばないもの
 第二章 どのようにして人はあらゆる場合に人格にかなったことを保持することができるのか
 第三章 神が人間の父であるということから、どのようなことが結果するのか
 第四章 進歩について
 第五章 アカデメイア派に対して
 第六章 摂理について
 第七章 転換論法、仮定論法、および同類のものの使用について
 第八章 能力は教育のない者には安全でないこと
 第九章 われわれが神と同族であることから、人はどのような結論に到達するのか
 第一〇章 ローマで立身出世のために忙しかった人びとへ
 第一一章 愛情について
 第一二章 心の満足について
 第一三章 どうすれば神々に気に入られるようにそれぞれの行動ができるのか
 第一四章 神々はすべての人間を見守っていること
 第一五章 哲学は何を約束するのか
 第一六章 摂理について
 第一七章 論理学が必要なものであること
 第一八章 間違っている人に腹を立てるべきでないこと
 第一九章 僭主に対してはいかなる態度をとるべきか
 第二〇章 理性はいかにして自分自身を考察するのかについて
 第二一章 驚嘆されることを好む人たちに対して
 第二二章 先取観念について
 第二三章 エピクロスに対して
 第二四章 困難な状況に対してどのように挑むべきか
 第二五章 同じ問題について
 第二六章 生きるための法則は何か
 第二七章 どれだけの種類の心像が生じ、これに対してさしあたってどんな救助法をとるべきか
 第二八章 人びとに対して怒るべきではないこと、そして、人びとの間では何が小事で何が大事か
 第二九章 不屈の精神について
 第三〇章 困難な状況にいかに対処すべきか

第二巻
 第一章 大胆であることと用心することは矛盾しないこと
 第二章 心の平静について
 第三章 哲学者を推薦する人びとに対して
 第四章 かつて姦通罪で捕まったことのある人に対して
 第五章 いかにして高邁な心と細心さは両立するか
 第六章 善悪と無関係なこと
 第七章 どのように占うべきか
 第八章 善の本質について
 第九章 われわれは人間の務つとめをはたすことができないのに、哲学者の務めを引き受けていること
 第一〇章 いかにしていろいろな呼称から義務を見出すことができるか
 第一一章 哲学の始めは何であるか
 第一二章 問答することについて
 第一三章 不安を抱くことについて
 第一四章 ナソに対して
 第一五章 決めたことを頑固に守り通そうとする人びとに対して
 第一六章 われわれは善悪に関する教説を実行する練習をしていないこと
 第一七章 どのように先取観念を個々の場合に適合させるべきか
 第一八章 いかにして心像と戦うべきか
 第一九章 哲学者たちの教説をただ言葉だけで取り上げる人びとに対して
 第二〇章 エピクロス派とアカデメイア派に対して
 第二一章 首尾一貫しないことについて
 第二二章 友愛について
 第二三章 語る能力について
 第二四章 エピクテトスに評価してもらえなかった人に対して
 第二五章 論理学はどうして必要か
 第二六章 過失に固有なことは何か

訳 注
解説 エピクテトスの生涯と著作


【下巻目次】
『語 録』
 第三巻
 第四巻
断 片
『要 録』 
訳 注
解説 エピクテトスの思想
索引(人名/事項)

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